衝撃を受けたカメラマン。ミロスラフ・ティッシー

聞いたことのないカメラマンだろう。だが単なるカメラマンでない。
世界一貧乏なカメラマンである。チェコスロバキアの田舎で1926年に生まれて1945年美術学校に入学、兵役を経て精神病院に入院し、
髪は荒れ放題、風呂も入らず、ズボンは履いたままワイヤーで繕い物をして余りにも危険な人に見えたため、裁判に掛けられ、罪状は服からシラミ2匹ゴキブリが1匹居たと告発されると、そいつを証人として呼び出せと
答えたそうな。そういうカメラマンは何だろうと思うが、酒臭い息を吐いて厚紙とアスファルトとパンツのゴムと糸巻き2個で作ったカメラでいつも女、女、女、ばかり撮っていて、白黒の写真でピンボケで失敗写真にも見えなくもない様で中にはネズミにかじられた跡の付いたのもある、鍋敷きの跡のもある。それでも2004年に世界で有名なキュレーターのハラルド・ゼーマンによって個展で初公開されて今世界中で個展で有名人になっている、人生は何か起こるか解らない。凄いね。

ミロスラフ・ティッシーのサイト
http://www.tokyoartbeat.com/event/2007/11D1
顔写真掲載 髭の生やしたお爺さん
http://struttin.exblog.jp/